2012年1月4日水曜日

箱根駅伝完全優勝

箱根駅伝は東洋大の完全優勝といってよいだろう。
完全優勝などという言葉はないかもしれないが、往路・復路共に優勝かつ新記録での総合優勝となれば、このくらいの言葉でないと表現できない。
今までは柏原の貯金で優勝するというのが必勝パターンだった。しかし、柏原が卒業する来年以降も勝ち続けるには、彼に頼らない必勝パターンを作る必要がある。今回の優勝では、おぼろげながらそのパターンが見えてきたことがめでたい。
各区間をみると、なんと10区間中6区間で区間賞あるいは区間新記録という結果だった。過半数でトップだったのだから強いわけだ。
まず、往路は柏原がいなくても優勝できたタイムである。これは決して柏原に頼っていないことを示しているが、そう単純ではない。競い合いになったとき同じような走りができるが疑問だからだ。今回の各区間での走りを見ていると独走の有利さを感じる。競争なき不利さもあるかもしれないが、自分の走りができる利点は大きい。これがなくなると競い負けする可能性もある。よって、来年の往路は要注意だ。しかも、往路には4年生が多い。少なくとも往路に関しては必勝パターンは存在しない。
逆に、復路は往路よりさらにタイムを伸ばしての優勝である。しかも4年生はほとんどいない。つまり、他大学と同程度の成長を期待できるなら、復路優勝の可能性は高い。
これらのことから総合優勝の必勝パターンは往路で優勝に絡みつつ、復路で逆転することだ。

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