2012年4月24日火曜日

Pogoplug vs Buffalo

Pogoplugの調子が悪い。原因はわからない。今まで順調に使えてきていたのに、つながらなくなった。そのつながり方も奇妙で、PCでは問題なくつながるが、AndroidやiPhoneからはつながらなくなってしまった。スマートフォンへの転送に使っていた経緯もあり、代替手段を探した。
Buffalo LS-VLがよさそうとの話を聞き、比較してみた。
まず、LS-VLは設定が面倒で、初心者が使えるものではない。また、やはりPCではつながるが、iPhoneではつながらない。それどころか、iPhoneにはマニュアルに掲載されているアプリがなくなっている。残っているのは高機能版のようだが、入力する値が多すぎて、よくわからない。おそらく対応していないのだろう。余りにも違いすぎる。そうなると、結局使えないという結論が出た。
無理に使おうとすればローカルでのネットワークドライブにはなる。まるきりの無駄ではないが、ほとんど無駄と言ってよい。しかし、それだけならまだよい。
むしろ、ダメなのはWebインターフェースだ。LS-VLのインターフェースはまるでルーターだ。ルーターも素人が使う時代だが、ハードディスクの増設にルーターレベルの知識を要求するとは常軌を逸している。とても一般客を相手にしているとは思えない。きっとマニアしか対象としていないのだろう。Pogolugの簡単かつ使いやすい(不満は大いにあるが、比べ物にならない)インターフェースとは段違いだ。日本のメーカーは、この程度の製品しか作れないのかと暗澹たる気持ちになる。
大手メーカーのハードディスクレコーダーもほぼすべてそうだが、まるで試作品のようだ。完成度が非常に低い。このような製品は国際競争力をうんぬんする以前のものだ。もう一度、徹底的に細かなところまで作り込む「モノづくり」の精神を取り戻す必要がある。
このようにいうと、かつてはそのような「モノづくり」が行われていたような言い方だが、もしかしたらそれこそ勘違いなのかもしれない。もともと、この程度の製品しか作ってこなかったのに売っていたのかもしれない。日本のモノづくりについて考えさせられた。

0 件のコメント: