2009年10月5日月曜日

業務用PCに燃料電池は向かない

PCをカーボンフリーで駆動させるには、太陽光発電と燃料電池の大きく2つの方法がある。
太陽光発電は、昼間に限定されるが、もっともクリーンな方法だ。もっとも製造過程に問題があるという説を無視はできないが。
個人で使うPCならば燃料電池がよいだろう。時間帯によらず安定して利用できるからだ。しかし、燃料交換が必要になる。
何かを交換する手間をかけてよいなら、太陽光発電でも昼間に2台分発電しておき、夜には充電器を交換すればよい。
しかし、実際にはPCが増えると、その交換の手間が無視できない。というより、その手間を省くことこそ重要になる。よって、燃料を交換するためがかかる燃料電池は業務用PCに向かないことになる。
ただし、大規模な燃料電池を設置し、その電力で普通のPCを稼働させることは可能だ。その方が効率的だし、現実的だ。しかし、PC自体の駆動が燃料電池でないことは変わらないので、結論も変わらない。
もし燃料電池PCを普及させたいなら、燃料輸送ネットワークも同時に構築する必要がある。これは燃料輸送チューブのネットワークになるだろう。PC自体が制御すればよい。自身の燃料を消費量を補うように補給する。ただし、小さなモーターでくみ上げることのできる距離には限りがあるだろうから、ハブや多段階輸送が必要だろう。末端のタンクよりハブのタンクが大きくなるなど仕様のばらつきが生じる可能性がある。

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