2011年9月22日木曜日

台風

昨日、仙台に出張した際、台風に会い、新幹線が止まって、帰宅が遅れた。遅れただけで帰ることができたのだから、まだましなほうだった。仙台のホテルは、震災復興もあり、慢性的に満杯状態の上、ローカル線も運休したため、早々と満室になってしまった。市街のホテルにも当ってみたが、皆満室だった。自分がネットで検索できる情報は、他人も検索できるので、早く行動した方が勝つ。早い者勝ちだ。次回があるとすれば、教訓としよう。
それよりも、地震だけでなく、台風にもインフラが弱いということが露見した。この場合は、交通インフラだ。確かに電車は電柱の間を走るようなものだから、強風に弱いのかもしれない。電柱というより線路周辺の樹木等が線路をふさぐこと、そして事故につながることが問題なのかもしれない。しかし、この程度の台風は千年に一度しか来ないわけではない。十年に一度くらいは必ず来るのだから、それに対処できるようなインフラ整備は必要だろう。
ローカル線であれば、バス輸送への切り替えで対応できるが、新幹線は難しい。高速バスでは、輸送量を賄えない。飛行機へ切り替えても、飛行機も強風には弱い。電車よりずっと弱い。ローカル線を駆使して、台風の勢力圏外へ輸送して、そこから通常の路線で輸送する方法も考えられるが、勢力圏は広く、脱出までに長い時間がかかる。台風も移動するので、台風が過ぎるのを待つ方が早いということもあり得る。また、ホテルが吸収しきれない帰宅難民を収容する方法も考える必要がある。やはり、今より強風に耐える構造にして、次に対処法を考えるべきだろう。

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