2008年9月13日土曜日

大学のBCP

企業ではBCPが大きな課題となっている。
わずかな休業も損失につながるからだ。
しかし、大学は授業料収入が大半を占める。
しかも、多くの場合、先払いだ。収入が減ることはない。
問題はサービスの低下だ。特に授業ができずに卒業できないような事態に陥ることは絶対に避けなければならない。
通常、4カ月の学期の後に2カ月の休暇が続く。
学期中に被害が発生しても休暇中に修復可能なら問題ない。
問題は休暇中に修復できない被害をこうむった場合だ。
校舎の損壊などが考えられる。
そのような場合、他キャンパスや他大学の施設を利用して授業を行うことが考えられる。
近隣の大学とあらかじめ提携しておくとよい。
また、施設の耐震化を進めることも必要だ。
特に、建物は無事でも内部の情報機器が損壊する可能性が高い。現在の大学の授業は情報化が進んでいるため、情報機器の故障で授業ができなくなることがある。全くできないわけではないが、思うようにできないということはよくある。

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