2008年12月31日水曜日

AppleとGoogleの補完的な関係

Appleはモノを売って利益を得る企業だ。Googleはサービスを売る企業だ。両者の立場の違いで補完的な役割を果たす。
Appleはモノを売るためにサービスを使う。Apple StoreやMobileMeなどだ。しかし、これらは利益が出るに越したことはないが、必ずしも利益を出さなければならないというわけではない。最もApple Storeは完全に利益が出るようになっているとは思う。また、サービスに比重を移す戦略も明らかだ。しかし、現時点ではサービスはあくまでも付加価値だ。
それに対してGoogleは一切モノを売らない。基本的には広告サービスだけだ。Androidがあるが、自身で製造していないのはもちろん大勢に影響するほどではない。
Apple自身がサービスを作るより、Googleの方が同じものをもっとよく作ることができるだろう。また、Googleのサービスを利用する端末をAppleの方がうまくつくれるだろう。AndroidよりiPhoneの方がずっと革新的だ。
今のところ両者の関係は積極的ではないものの自然と補完的に作用しているように思われる。ややGoogleからのアプローチの方が目立つかもしれない。
もっともこのような関係がいつまでもつつくとは限らない。Appleはサービスにシフトしているように見える。Googleもモノづくりを始めるかもしれない。

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