2009年12月16日水曜日

CCS付き火力発電

電気自動車に乗っても火力発電のCO2が減らなければ、あまり大きなCO2削減とはならない。しかも、原子力発電所を増やすのは容易ではない。ダムのように50年後にできても意味がない。プルサーマルが唯一の鍵だが、別の方法もある。つまりCO2を排出しない火力発電だ。具体的には火力発電で排出されるCO2をCCSですぐその場で回収してしまう。この方法なら火力発電所にCCSを追加するだけなので、それほど難しくはない。
もちろんCCSの効率改善は継続的に実施されなければならない。しかし、当面は25%を目標にCO2を回収できればよい。
ただし、この方法はあくまでも次世代エネルギーが十分供給できるまでのリリーフに過ぎない。なぜなら本質的な化石燃料の枯渇は変わらないからだ。火力発電に投資するのは長期的には無駄だが、やらない訳にはいかない。それに、バイオ燃料の時代になればあながち無駄とも言えない。

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