2009年5月27日水曜日

NoCでクラスタを1チップに

マルチコアによって並列度が十分にあればリニアに性能を向上させることが可能になってきたように思われている。しかし、厳密にはなかなかリニアには向上しない。サーバ用途ではタスクが独立しているため、比較的容易にリニアな性能向上が実現できる。しかし、それ以外の用途ではおのずと限界がある。そこで、マルチコアが限界に行きついた先を考えておく必要がある。
1つの方法はNoC(Network on Chip)だろう。マルチコアが複数のCPUを1つにしたものだとすれば、NoCは複数のPCを1つにしたものといえる。おそらくマルチコア+NoCとなるだろ。そのときNoCに集積される典型的なアーキテクチャはIntel互換で揮発性と不揮発性の両メモリを備えているだろう。HDDからSSDに変わったため、NoCを構築しやすくなった。
メモリの容量はいったん決めると変更が難しい。よって、十分な容量を確保する必要がある。あるいは容量を性能劣化なしに変更する方式を考案する必要がある。十分な容量としてはAmazon EC2のようにメモリ1GB、ディスク160GBなどの値が参考になる。これはネットブックにも該当する。

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