2010年12月6日月曜日

競争を学ぶ

おおよそ人生において競争は不可欠である。生きがいであるとも言える。
そして、真の競争は自分自身との競争である。明日の自分が昨日の自分に勝つために、今日、競争するのだ。
しかし、競争を悪、あるいは必要悪と見なす風潮がある。弱者救済の名目で競争を否定し、共存を主張する。
そもそも競争と共存は二律背反ではなく、それこそ共存しなければならない概念だ。競争なき共存は悪平等を生む。結果として進歩が止まる。共存なき競争は弱肉強食であり著しい不公平を生む。これもまた自滅へ至る。誰も自分の体を食べて生きてはいけない。
共存は競争の足かせとなるべきで、常に共存を目指す必要はない。
競争する上で、自分と他人とどちらと競争するのが容易かといえば他人だ。自分との競争はモチベーションの維持が難しい。自分との競争を学ぶには、他人と競争してみることだ。他人と競争できないものは自分とも競争できない。よって、自分と競争する術を学ぶために他人との競争を経験した方がよい。

0 件のコメント: