2010年12月8日水曜日

使えないHDDビデオ

我が家の値段の割に使えない家電の1位はHDDビデオレコーダだった。
製品は東芝VARDIA RD-X9だ。
決して人気のない商品ではないので、使い方によっては役立つのだろう。しかし、相当問題の多い商品でもある。
まず、ユーザインターフェースが貧弱だ。単純すぎるのではなく、複雑すぎるのだ。インターフェースに一貫したコンセプトが感じられないので、何かしようと思った時、どこから始めればよいのかわからない。この点はiPhoneのインターフェースと比較にならない。
そして肝心な機能に欠陥がある。R9は2TBものの容量があり、相当長時間記録できると期待していた。しかし、実際にはHDDの50%くらいしか使えない。これにはわけがある。
R9では容量だけでなくタイトル数にも制約があるのだ。約800タイトルしか記録できない。我が家では子供番組ばかり記録するので時間が短く、タイトル数が多くなる。結果、容量が余っても録画できなくなってしまう。そもそも800タイトルに限定しなければならない理由はなんだろう。単なるソフトウェア設計のミスではないだろうか?
やむを得ず800タイトルを超えないように録画を削除することにしたが、削除方法が面倒だ。まず、ゴミ箱へ移動する。しかし、PC初心者にはフォルダの概念が理解できないので、ゴミ箱に移動したままにされてしまう。当然、タイトル数は減らないので、録画ミスが起きる。ゴミ箱の内容を消去するために、同じような消去手段を繰り返す必要がある。ゴミ箱自体は消し間違いのために有効だが、ゴミ箱から必要に応じで消去してくれるとありがたい。
このようなHDDレコーダは、もう使いたくない。ARecX6のような楽なレコーダに乗り換えようかと考えている。まだ乗り換えをためらっているのは、PCなしに利用できるかどうかがはっきりしないからだ。PCなしといってもiPad/iPhoneを使うというのでは困る。ARecX6を便利に使おうとすると、iPodをリモコン代わりに常備する必要があるように思えるのだ。
世の中にましなHDDレコーダはないものだろうか?

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