2007年6月24日日曜日

掃除する家電

掃除機の話ではない。また、食器洗浄機でもない。
確かに掃除機も食器洗浄機も「掃除する家電」ではあるが、ここでは本来の機能の他に掃除する機能も付加された製品を指す。例えば、エアコンである。今のエアコンはフィルタを掃除してくれるので、ほこりが目詰まりして冷却能力が落ちることはない。ほとんどメンテナンスフリーである。こういう家電が増えてほしいという話をしたい。
世間では少子高齢化が社会問題となっている。労働力が不足するので家庭に主婦も貴重な労働力として考えられるようになった。しかし家事も重要な仕事である。主婦が専業主婦でなくなるなら、誰かがその分の家事を分担しなければならない。夫が無職なら当然、夫が家事をすべきだ。家事の中でも面倒なのが掃除である。料理は得意だが掃除は苦手という人も多い。これを機械が分担してくれれば大変助かる。
それゆえ、これから「掃除する家電」が増えるだろう。既に存在する掃除機能付き製品にはトイレもある。トイレ掃除も人が嫌がる仕事だ。清掃機能付きトイレは今後の標準となるだろう。ここで重要なのはメンテナンスフリーということだ。
一方で掃除機は実はメンテナンスフリーとはほど遠い製品が多い。紙パックが普及したのはいつ頃のことだったか定かでないが、手を汚さずにごみを交換できるという発想だったのだろうが、紙パックは決してきれいなものではない。しかも、交換は面倒になった。ダイソンが受けるのは吸引力だけが理由ではない。紙パックを必要としない点も大きい。
掃除機能をつけてほしい製品はまだある。洗濯機の洗濯槽にはカビが繁殖する。これはぜひ掃除してほしい。
ガスコンロ、オーブン、グリル、トースターなども掃除が大変だ。コンロはIHなら掃除も簡単だろう。しかし、オーブン、グリルは魚肉の油がなかなか落ちない。当然、これらの機器は大きく食器洗浄機に入らない。思うに台所で一番大きな容器はシンクなので、シンクに清掃機能を持たせることはできないものか。大きな道具も分解できるように設計しておけば十分丸洗いできる
また、冷蔵庫も裏や下に誇りがたまる。内部も汚れる。冷蔵庫は、エアコン同様、熱を逃がせないとエネルギー効率が低下する。掃除機能を組み込むべき理由がある。
最後に風呂も掃除してほしい。浴槽はもちろん、浴室自体を清掃し、カビの繁殖を抑えてくれたらうれしい。

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