2007年6月24日日曜日

PDA対決

長くZaurusを愛用してきた。機種はSL-C700である。決して最新機種ではない。しかし、この一台でスケジュール管理から原稿執筆までこなせるので、生産性が著しく向上した。Zaurus購入を契機に紙の手帳を止めたが、何の問題もなかった。よく使っていたのはメモ帳だ。これは他の人と異なる使い方かもしれない。普通はスケジュール管理を重視するのだろう。しかし、私にとってはスケジュール管理などおまけにすぎない。そもそもメモ帳に予定を記入すれば済むことだ。電子的にメモすることは紙と時間の無駄を省く点で重要だ。空き時間を活用するだけで、おどろくほど生産性が向上する。Zaurusを選んだ理由はそれが唯一のキーボードのPDAだったからだ。PDAでないPCではバッテリーが持たなかった。最近のモバイルPCでは十分な駆動時間の機種もあるが、当時はなかった。また、PCをポケットに入れることはできない。キーボードのないPDAでは入力が遅くなる。会議にメモなど不可能だ。Zaurusは画面がVGAなのもよかった。
ところが、最近このZaurusの調子が悪い。ACアダプタをつなげても充電しない。接触が悪いようだ。ACアダプタを変えても症状が変わらないので本体が故障しているようだ。そこで、Zaurusに代わるPDAを物色し始めた。
候補としW-ZERO、 Zaurus SL-C1000 、 HP iPAQを考えた。W-ZERO携帯なのでは候補から外した。通信料を払う気がしないからだ。順当ならSL-C1000だが、最近Zaurusの重さと大きさが気になっていたので躊躇している。ちなみに、SL-C1000とiPAQの重さと大きさは以下の通りである。
Zaurus SL-C1000 278g 124x87x25
HP iPAQ rx4540 127g 102x63.5x17.5
結局、しばらくiPAQを使ってみることにした。iPAQはポケットを膨らませることもなく、ずしりと重さを感じさせることもない。
iPAQにも問題点は多い。まず、キーボードがない。しかし、ペンも慣れると以外にスムーズに入力できる。今まで、ペンを毛嫌いしていたのは手書き文字入力のせいらしい。普通に仮想キーボードを使う分にはそれほど違和感がない。
また、画面が320x240しかない。Webページをみるとレイアウトがくずれる。見えないよりまし、といった程度だ。
まだまだ、Zaurusの後継は見つからない。

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