2008年4月9日水曜日

サイトクリエイションJr

GMOインターネットのサイトクリエイションJrはHTMLエディタのASPだ。
レンタルサーバにインストールされたブログと異なり、サーバに何のインストールも必要ない。
サーバのFTPアカウントを登録し、FTP経由で修正するようだ。
1サイト月額2100円(初期費用も2100円)で利用できる。
便利そうなので使ってみようと思いコスト計算をしたところ割高だとわかった。
想定している用途では1サイトに複数のユーザ(最大5000人)がいる。5000人分が2100円/月なら大変安い。しかし、5000人のそれぞれが異なるパスワードを使っているため、FTPアカウントも5000個必要になる。すると5000サイトと計算される。これでは普通にHTMLエディタを購入した方が安い。
思うにGMOインターネットはターゲットとする顧客を誤っているのではないかと思う。レンタルサーバを使うユーザなら高価なASPを使わなくてもブログを使えばよい。ターゲットにすべきはもっと初心者だ。しかし、初心者がいきなり有料のサービスを使うことはまずないだろう。すると、ターゲットは初心者を顧客とするプロバイダ(あるいはホスティングサービス)にすべきだ。
プロバイダなら、このサービスを利用者に提供することで差別化することができる。しかし、プロバイダは、そもそも2000円くらいでサーバをレンタルするので、このサービス料を支払うことはできない。ユーザ負担なら差別化はできない。つまり、プロバイダ料金が必要だということだ。大勢のユーザがいるプロバイダには大幅な割引をする必要がある。
サイトクリエイションJrはCPUを売る商売といってもよい。このCPUをEC2などでまかないアクセス頻度に応じた料金体系を考えるとよいだろう。
良いサービスなのでおしい。

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