2008年10月6日月曜日

PUE<1.0へ向けて

PUE(Power Usage Effectiveness)は、データセンター全体の消費電力に占めるIT機器の消費電力の割合を示す指標だ。日経コンピュータによるとGoogleのデータセンターは1.21という優れた数値を達成たようだ。これは他社の水準と比較してもかなりよい値らしい。
PUEは1.0となるのが理想だ。このとき、冷房など無駄な電力は一切使っていないことになる。自然冷却だけということだ。このようなことが可能なのか考えてみる。IT機器以外で一番大きな消費電力の原因は冷房だろうから、ここでは冷房だけについて考える。例えば、発生した熱をうまく拡散し、あるいは(あくまで自然に)移動させ、屋外の気温で十分冷却できるようにすれば、不可能ではないだろう。単純な方法は屋根を高くすることだ。高い気温は上昇する。そのまま上で1日対流すれば夜間に冷却される。このような循環が成り立てばよい。そのためには外気温が低い方がよい。以前、このブログではデータセンターを高緯度地方に建てることを提案したが、これは今でも生きている。しかし、外気で冷却するには、天井や敷地を広げる必要があるため、日本のような地価の高い国では適さない。もっともネットワークの帯域さえ確保できればデータセンターはどこにあってもよい。わざわざ日本に作る必要はない。日本なら地下か海上、海中なども考慮すべきだろう。いずれも地表よりコストはかかりそうだが。
ついでにPUEを1.0未満とすることができないか考える。
これは全体より一部の電力が大きいという奇妙な状態だ。普通ならあり得ない。しかし、もし内部での発電を全体の消費電力に加えなくてもよいなら不可能ではない。つまり、すべての電力を自前で自然エネルギーによってまかなうことができればPUEは限りなく0.0へ近づけることができる。
Googleは、さらに、Clean Enegy 2030という計画で、2030年までに(Googleだけでなく米国そのものが)化石燃料から脱却するという。夢のような話に聞こえるが、不可能ではないということだろう。2050年までに50%削減するというどこかの国の目標よりはるかに意欲的だ。このようなとき消極的に関わっていると手遅れになりかねない。
日本は何をすべきか?
コンテナ型データセンターの効率は1.2だという。これを積極的に導入すべきだと思われる。

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