2009年8月14日金曜日

自然渋滞にクルーズコントロール

渋滞の原因には自然渋滞が多い。車は上り坂にさしかかると速度が落ちてくるため、自然と渋滞する。これが自然渋滞だ。
だとすれば、上り坂で速度が落ちないようにすればよい。これはクルーズコントロールで可能だ。クルーズコントロールはたいていの車にオプションで装備できる。要は設定した速度を維持するように自動的にアクセルコントロールを代行してくれるシステムだ。
もしもすべての車がクルーズコントロールを装備して、すべての車が同じ速度を設定していれば、原理的には自然渋滞は起きない。しかし、もちろんこれは机上の空論にすぎない。
単純に一定速度で走るクルーズコントロールには、あまり将来性はないだろう。単純であるがゆえに実現も普及も容易だが、それで渋滞解消にはならない。
しかし、自動的に車間距離を調整するようなクルーズコントロールなら渋滞解消に役立つ可能性がある。上り坂でブレーキをかけるほど車間がつまることが問題なので、そもそも前の車のペースに合わせて走ればよい。常に相当な車間を確保しておくことが渋滞対策になる。
しかし、車間を開きすぎると割り込まれて、さらに車間を広げなくてはならなくなる。その乱れも吸収するにはさらにマージンが必要となり、結局、高速道路の限界容量に行きつく。

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