2010年1月27日水曜日

ニフティクラウド

ニフティがクラウドを始めたようだ。Amazon EC2タイプのクラウドだが、EC2の欠点を補う工夫がなされている。
仮想マシン自体はEC2より貧弱だ。メモリは512MB、ディスクは30GBしかない。EC2の1GB、160GBに比べるとかなり小さい。しかし、実用上の問題はないだろう。
料金は1時間あたり12.6円/hとのことだが、円高の今ではEC2より高い。なぜ10円にできなかったのか。しかし、月額料金や待機状態料金5.25円/hも容易されている。待機状態でも課金されるということは、待機状態のまま残しておけるということだ。EC2ではS3に保存するが、これには別途課金される。サービスが統合されているともいえる。
トラフィックには15.75円/GB課金される。価格が高いのはCPUよりネットワークがネックだということだろう。トラフィック課金がなければ、クラウドはホスティングサービスとしても最高のものになる。しかし、残念ながら現状ではコスト的にはホスティングサービスの方が有利だ。なお、通信性能に関しては、利用者が日本企業なら、欧米のデータセンターを使用するEC2より応答が早いかもしれない。
サーバOSは代表的なものを揃えているが、Windows Serverをサポートしているなら日本語版もあるとよいと思う。おそらく主な市場は日本だろうから、日本語版のサポートは当然だろう。もっともサーバOSで言語に依存することは少ないとは思う。特にShift JIS問題があるので、日本語版は鬼門かもしれない。
また支払い方法も請求書払いなのがよい。故人が支払うならクレジットでよいが、仕事で支払うなら請求書でないと都合が悪い。
次のステップは、さらなるサーバOSのサポートと、そのカスタマイズだろう。

0 件のコメント: