2010年1月21日木曜日

Modular Data Centerのコア数

Modular Data Center(MDC)は、コンテナ型データセンターともいわれる。現在モジュールとして最も注目されているのがコンテナだからだ。
このコンテナは一般的に20フィートの大きさがある。40Uのラックが15個格納できるらしい。これが平均的なMDCの仕様のようだ。
これからMDCの計算パワーを算出してみよう。本当の計算パワーはCPUに依存するが、ここではコア数を求めることにする。
古典的なサーバは1Uあたり1台なので、40Uなら40台になる。ここではUPSなど一切無視だ。
しかし、ブレードサーバを使えば、もう少し集積度を上げることができる。代表的なブレードサーバでは7Uあたり14ブレードだ。40Uの中35Uをブレードサーバにすれば、70ブレードまで実装できる。ここではブロードの発熱量など一切無視だ。
残りの5UはUPSや従来型サーバが入るだろう。これらは端数として無視する。
すると、70 blades/rack * 15 rack = 1050 bladesになる。
ブレードが将来Core i5/i7を採用すれば、ブレードあたり4コアになるので、4200 coresになる。2 CPU/bladeも珍しくはないので、8400 coresも可能かもしれない。
また、42Uラックを用いて、20 blades/3Uのブレードサーバを採用すれば、280 blades/rackになり、15ラックで4200 blades、Core i5/i7なら16800 coresだ。しかもCore i7なら並列度(スレッド数)で33600にも達する。これは20年くらい前のスパコンに匹敵する数だ。
しかし、実際にはこれほどたくさん実装することはできないだろう。最大の課題は熱交換だろう。

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