2011年3月23日水曜日

安全な原発

Singaporeの新聞で興味深い記事を見た。
ウラン(uranium)よりトリウム(thorium)の方が安全な原発ができるらしい。今回の原発事故でトリウムに注目が集まるかもしれない。特に中国は、これから原発を導入するので一気にトリウムへ移行する可能性がある。その結果、原発の先進国に躍り出る可能性がある。
トリウムが安全だというのは実は昔から知られていたことらしい([1]参照)。この記事によると先進国は原爆への転用が可能なためにウランを採用したとある。原発事故にせよ、北朝鮮にせよ、その付けをかなりの部分で日本が払っていることになるのかもしれない。また、トリウムの埋蔵量はオーストラリア、インドに多いらしい。日本との関係も良好な両国なので資源の確保も安心だろう。
トリウム原発の開発は日本も(いや日本だからこそ)国策として考えるべきではないだろうか。

[1] ウランより利点の多いトリウム原発、移行への障害は? http://wiredvision.jp/archives/200507/2005071201.html

最後に脱線話を紹介する。
ガンダムに架空の元素ソリウムというのが登場する。これは戦争の勝敗を左右するくらい重要な資源らしい。なぜ、各うかといえばそのような名前の元素が存在しないからだ。しかし、スペルから見るとトリウム(thorium)をそのまま読むとソリウムと読める。どちらが正しい読み方か疑問だが、日本語読みを確認せずに英語読みしてしまったというのが実情なのではないだろうか。つまり、ガンダムには先見性があったということだ。(^_^;)

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