2011年3月20日日曜日

マスコミの終焉?

最近、震災報道を見るためにTVを見るようになった。逆にいえばそれまでほとんどTVは見ていなかった。見ていたのは子供番組くらいで、それも録画されているものだ。しかも、子供が見ているところを見ていただけだ。よってCMもほとんど知らなかった。CMになると子供は勝手にチャンネルを変えてしまう。我が家では子供にチャンネル権がある。親が放棄しているからだ。
災害報道や計画停電などインターネットよりTVの方が集約されている。簡単に情報が得られる。やはりTVにも価値があると見直した。
しかし、一方でTVを見る機会が多くなると広告が目立つ。しかもAC、いわゆる公共広告機構の広告ばかりではないか。不況だとは知っていたが、本当にマスコミの広告は企業からそっぽを向かれているらしい。
ACの広告は決して質が悪いわけではないが、つまりは国がTVのスポンサーになったということだ。これではマスコミで政府批判ができないだろう。それではマスコミのジャーナリズムはどうなるのだろう。もはや終息しつつあるということだろうか。
このような時代にあってもメディアを学びたいという学生は少なくない。そのような学生は世の中の流れを自分が見ている人気番組だけで判断しているのだろうか。だとすればあまりに幼稚であろう。子供番組にはまり込む子供と大差がない。

自己フォローしておく。
あまりTVをみないので知らなかったが、最近のACの増加はCMの自粛のせいらしい。それならば理解できる。まだTVビジネスは続くのだなと安心した。しかし、長期的には凋落傾向は続くだろう。話の本筋は変わらないかもしれない。

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