2011年3月18日金曜日

10年後の生活のシミュレーション

被災地ほどではないものの、その他の東日本も計画停電のために不便な生活をしている。電気は周波数の関係で西日本から送電するというわけにはいかないらしい。どうせならこの機会に周波数の統一を行い危機管理体制を整備してはどうかとも思う。どうせたいていの家電製品は両方の周波数に対応しているのだから。そして、変更するなら東側だろう。
本題に入る。
計画停電で不便はしているものの生活できている。これは今の生活が過剰に贅沢であることの証明にもなるだろう。これから景気低迷が予想され、人口が減少していく中で停電時の生活が将来の身の丈に合った生活なのかもしれない。この水準であればかつて鳩山総理が公約したCO2排出量25%減に近いのではないだろうか?
実際には1/5しか停電していないので20%減でしかない。おそらく1990年の水準でいえば2/5ぐらいは停電しないと無理かもしれない。いかに25%減が難しいことかわかる。しかし、これくらいの覚悟がいるということだ。
もちろん停電は困るので、平均使用量を減らす必要がある。
例えば、電車の本数はラッシュ時を除いて30%でよいだろう。それでも対して困らない。都内でも昼間はさほど本数を多くしなくてもよいと思う。むしろラッシュ時の必要本数と、長距離用に朝昼晩の3本くらいは運航を確保してほしい。
また、ガソリン不足は自動者数の削減にてきめんの効果を発揮する。自動車の台数が少なくなっていることが実感できる。そのため信号機が停電しても何とか事故数を増やさないでいられる。むしろ今の方がマナーが良いかもしれない。
信号を使わない交差点を考えることも有効だろう。例えば、優先道路が明らかな場合、優先道路だけ信号機を設置すればよい。その方が交通もないのに待たされることがない。十分な敷地があればヨーロッパのようなサークルも有効だ。また、格子状の都市計画がなされていれば右折禁止で交互に一方通行とすることもできる。もっともいずれも日本のように狭い道路には適さない。やはり信号機の電力を太陽電池で賄うのが正解かもしれない。
自動車の代わりに自転車が普及するだろう。今回のガソリン不足で自転車に切り替えた人も多いだろう。雨の日でも使える屋根つき三輪車に乗る人が出てくれば本格的だ。
運転免許があれば、電動自転車の法定速度を上げることができるようにしてもよいのではないか。ヨーロッパの電動自転車は高速運航が目的だとも聞く。自動車の代わりに使うのであれば、そのような用途を広げることが望ましい。
ガソリン不足の時こそEVが欲しくなる。少し高くても買いたくなった。しかし、EVではリーフでも200kmしか走らないので帰省には使えない。車を2台持つ必要がありそうだ。やはりプラグインハイブリッドがよい。
3/18以降から工場が稼働し始めるという(実際は延期された)。その時、一層停電時間が長くなるかもしれない。しかし、工場が稼働しないと加工食品やその他の製品も手に入らない。停電よりも物不足が深刻だ。こちらの方は10年後でも豊富であってほしい。

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