2007年6月23日土曜日

木材家具

森がCO2を吸収するのは木が成長するからである。
よく屋上緑地化というが屋上に芝生を植えたところでCO2の蓄積には不十分だ。
草と木ではCO2の蓄積量がまったく違う。CO2蓄積量はほぼ体積に比例する。草と木では大きさがまったく違うので、CO2蓄積量に大きな差が出る。ようするに葉ではなく木がCO2を蓄えるのだ。森の木が増えなければ森のCO2貯蔵量も変わらない。しかし、今の日本でこれ以上どこに森を作れるだろう。1つは河川敷が有望ではないだろうか?ただし、森が育つまで川に流されなければの話だ。
森が増えないなら、木を蓄える必要がある。木はCO2の貯蔵タンクである。木を燃やすとCO2は再び放出される。本来は木造建築の建材として使うのがよいのだが、最近の木造建築では木材の比率が低下しているように思われる。
そこで注目したいのは家具だ。芸術品なら家より長く使われる。末代まで使える家具を作り、できるだけ永くCO2を封じ込めるのがよい。そのためには表面だけ木目にした合板パネルではなく中まで詰まった本物の木を使うべきだ。しかも、アンティークとしても通用する工芸品が望ましい。

1 件のコメント:

Professor Howdy さんのコメント...




Very good work!
Congratulations...