2008年8月27日水曜日

ユビキタス時代のデータ管理

ここでユビキタスとはモバイルではなく、人より多くのPCがあること、すなわち複数PCを使うことと定義する。だまされたと思わないでほしい。むしろ由緒正しい考えなのだから。
つまり、ここでは複数のPCでいかにデータを共有ないし同期するかという問題を考える。近々、複数のPCを使うことになりそうなので、あらかじめ方針を定めようということだ。
常に最良の手段は共有だ。Winnyをファイル共有ということがあるが、正しくない。Winnyは共有でなく、コピーだ。だからこそ問題なのだ。話がそれたので元に戻す。いつでもどこでも共有できるならそれが一番よい。しかし、実際には難しい。
たとえば、2台のPC間で共有するなら、2台とも電源を入れておかなければならない。これは無駄だ。しかも、外出するとき両方持ち運ばなければならない。これでは意味がない。したがって、共有するならオンラインストレージにする必要がある。
一番よいオンラインストレージはSkyDriveだろう。5GBまでなら十分だ。しかし、本格的な利用には物足りないかもしれない。その場合はMediaFireなども併用するとよい。私自身はデータをSkyDriveに移動している最中だが、uploadが面倒でしかたない。
オンラインストレージは万能ではない。特にマルチメディアの保存には適さない。ストリーミングできないわけではないが、遅すぎる。また、サイズ制限にかかることもある。
そこで同期も併用しなければならない。正直、あまりよい同期ツールを知らない。Office Grooveはうざいが、やむを得ないかもしれない。しかし、Macではできないだろう。TimeMachine/ryncの方がまっとうかもしれない。Win-Mac間共有はいまだに日本語コードなどの問題がある。DropBoxは注目に値するが2GBでは問題外だ。
同期はPC間でする必要はない。オンラインストレージに対して行うべきだ。さもないとO(n^2)になってしまう。しかし、同期サービスを公開しているオンラインストレージは聞いたことがない。
現状では、オンラインストレージを介して緩やかに同期するしかない。結局、手作業がなくならないということだ。
実はデータ管理以外にもデスクトップやブラウザ、アプリケーションの互換性など非常に多くの問題がある。
一番確実な方法はUSBメモリに入れた仮想マシンを使うことかもしれない。ただし、せっかくのHWがまったく生かせない。

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