2008年8月3日日曜日

仮想道路標識

道路標識が現状にあっていないということは、かなり多くみられると思う。しかし、それでも道路標識を変更することは難しい。可動式や可変式ならよいが、すべての道路標識を変更するもの無理がある。さらに、設置場所を変更できるわけではない。
そこで、かなり無理があることを承知の上で提案したいのが、仮想道路標識だ。
今では多くの車にカーナビが搭載されている。そこで、いっそカーナビの装備を義務付け、カーナビで道路標識情報をドライバーに伝えてはどうか。これを仮想道路標識と呼ぶ。
このような方式は現在でも不可能ではない。しかし、現実的かどうかといえば、まだまだ実験的だ。例えば、情報提示の方式には工夫が必要だ。目の前にない標識を認識するには、絶えずカーナビを注視する必要がある。それではわき見運転になってしまう。そこで、進行方向の標識を音声で読み上げる機能などが必要になる。しかし、道路標識は多く。すべてを読み上げると、絶えず読み上げ続けることになるだろう。よって、不必要な読み上げを抑制する機能が必要だろう。例えば、速度制限以内ならわざわざ速度制限標識を読み上げないなどだ。
標識の中でも仮想化すべきものとそうでないものがある。例えば、標識ではないかもしれないが、交差点のミラーだ。これらは衝突を回避するために必要だ。仮想化でも不可能ではないが、無駄が多すぎる。信号機は境界線にある。実物の方が安全だが、予備的に仮想的に設置してもよいだろう。
このような仮想道路標識ができれば、道路行政は根本的に変化する。特にスピードがあがる。また、関連企業が税金を無駄にすることもない。これらの企業は標識を設置する代わりにセンサーを設置するようになるだろう。

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