2009年4月13日月曜日

電気自動車よりハイブリッド車

このブログでは、以前、2009年度は電気自動車元年になるかもしれないといった。この予想は外れそうだ。
確かに、電気自動車は販売される。しかし、あまり消費者の関心を引かないだろう。なぜならば、ハイブリッド車の進歩が圧倒的だからだ。むしろ、2009年はハイブリッド車の大衆化元年と言える。
インサイト、プリウスなどのハイブリッド車が200万前後の価格帯で販売される。電気自動車も同じ価格帯だが、走行距離などのスペックで見劣りする上に、充電などのメンテナンスも手軽とは言えない。こうなると200万円台で電気自動車を出す意味がほとんどない。
おそらく電気自動車を出すなら150万円まで下げる必要があるだろう。しかし、ハイブリッド車の方が先に150万円に達するだろう。電気自動車にしろハイブリッド車にしろコストを決定するのはバッテリーだ。電気自動車の方がバッテリーが多いのだから、低価格になるはずがない。もはやエンジンがついていることはコスト要因ではない。
これからは電気自動車を基本としてエンジンで充電するようになるだろう。これはインサイトよりプリウスの方式だ。その場合、エンジンはパワーよりエネルギー効率が重要だ。サイズも大きくする必要がない。こうなるとしばらく電気自動車の出番はない。

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