2008年7月30日水曜日

統合型アプライアンスの問題点

システムを統合すると無駄をなくし、最適化できる。それによって競合他社より有利な特徴を持たせることができる。統合型アプライアンス製品メーカーはあらゆるソフト部品を自社で開発する必要がある。しかし、そのような統合型アプライアンス製品の最大の問題点はセキュリティだろう。
細かなセキュリティ問題は十分に枯れていると考えられているシステムでも頻繁に発生している。統合型アプライアンス製品は枯れてもいない。あまり普及していないために、攻撃されていないだけだ。攻撃されればあっという間に陥落してしまう可能性がある。リスクが大きいのだ。
日本は統合型システムの開発がうまいという。それは車を例にしているからだ。車の開発期間は情報機器に比べて極めて長い。そして利益率も高い。たっぷりお金と時間をかけるのでよい物ができる。トヨタに半年ごとに新車種をモデルチェンジさせることができるだろうか?たぶんできないだろう。同様に統合型アプライアンス製品は開発サイクルが遅くなるリスクもある。

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