2008年7月28日月曜日

GPGPUはスパコンを変えるか?

Roadrunnerは約13000個のCell BEを活用して1Pflopsを実現した。単純計算でCell BEの演算能力は0.1Tflopsといったところだろう。それに比べて、GPGPUとして知られるNVIDIA Teslaは0.5Tflops/GPUの性能を持つ。ということは、Teslaを使えば、5Pflopsは実現できそうだ。もちろんそう簡単でないことは承知しているが、不可能ではなくなったという程度の意味だ。さらに、ノード数を2倍以上に増やせば、10Pflopsも可能となる。
どこにも日本独自の技術はないが、それに固執しなければ、もう答えは見えているということだろう。本来は、これが日本の目指すべきパイプラインとスカラの融合する姿だったのかもしれない。

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