2008年5月16日金曜日

UMLの多重度をターゲット側に書く理由

最近、児玉公信著「UMLモデリング入門」という本を読んだ。
この中で氏はUMLの多重度をターゲット側に書く理由をER図に由来すると説明している(ように読めた)。ソースからターゲットへの対応がカラスの足のように見え、それがターゲット側に位置するというわけだ。
面白い意見だと思った。
しかし、もっと単純な理由ではないかと思う。それは"A student attends a/many course/s"という英文を考えると、a/manyという多重度はターゲットに相当する目的語を修飾している。つまり、英文で自然に考えるとターゲット側に多重度を書くことになるのだと思う。
UMLに限らずCSの表記では、しばしば英文法に由来するものが見受けられる。これもその1つだと思う。

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