2011年1月27日木曜日

原子力電池によるLSIの自立駆動

省エネや独立運用のニーズから分散電源が注目されている。分散電源と言えば、太陽電池や燃料電池が真っ先に思いつく。しかし、これらはLSIとは独立した電源モジュールである。電子機器を、電源と離れた場所で稼働するには、電子機器の内部に電源を組み込む必要がある。通常はバッテリーを使うが、稼働時間の制限は大きい。
長寿命の電池の一種に原子力電池がある。宇宙では実際に利用されていると聞く。これを地上で利用できないか検討するのもよいだろう。問題点ばかり気にして思考停止するよりよい。
この原子力電池をナノテクでVLSI上に実現できないだろうか。
もしそれが可能となればLSIは電源を内蔵し、長期間自律的に動作できるようになる。電池交換も必要とせずにあらゆる製品に組み込むことができる。電池のサイズがネックだった用途にも組み込める。例えば、ICタグだ。もっと能動的なICタグができる。

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