2009年6月12日金曜日

第4の時間

ファイルシステムでは、ファイルに3種類の時刻印が押されている。それぞれ、作成時間、修正時間、アクセス時間だ。しかし、用途によっては、これだけでは不足することがある。
特でディレクトリが問題だ。ディレクトリは単独でもファイルと見なせるが、その部分要素を含めた全体とも見なせる。後者の立場では、トップディレクトリだけが変更される修正時間では意味が合わない。
そこで、第4の時間、部分修正時間を導入してはどうだろう。ディレクトリだけの属性でもよい。部分が変更されれば全体も変更されたことにする時刻印だ。
このような時刻印を導入するとアプリケーションは簡単になるが、OSないしファイルシステムは大変だ。なぜなら、一カ所でも修正すれば、必ずrootにまで遡って修正されるからだ。
しかし、アプリケーションを助けるのが、OSの仕事であるなら、このような機能の有無は結構大きい。

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