2009年6月4日木曜日

兵役より留学歴

閉じた世界で発展できるのは通商しかないだろう。
世界的な通商のためには、語学が重要だ。しかも単なる語学だけでなく、各地の文化を理解する世界市民としての感覚も重要だ。これらを身につけるには富が必要で、富める者の特権でもある。少なくとも今はまだ富める日本が、次世代のために供せる資源は人そのものであるから、その人に十分な教育をすることが非常に重要だ。
人を育てる際に、しばしば議論される歴史的にも効果的な方法は兵役と留学だろう。いずれも非日常的な状況の中で人間性を試される。しかし、選択権があるなら、誰でも前者より後者を選ぶだろう。これは妥当な判断だ。
633制のいずれか1年、例えば66制にして後半の6年から1年を捻出すれば、十分留学の機会は得られる。日本人同士で固まらないように配慮する必要があるが、英語圏である必要はない。これからの語学も多様性が要求される。もちろん英語圏の希望者が多いのは自然な流れだろう。

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