2007年11月25日日曜日

クラスタ、グリッド、そしてクラウド

並列・分散計算にクラスタ、グリッド、クラウドなどがある。
これらの違いとその進化の道筋を見定めよう。
高価な並列計算機から安価なPCクラスタへHPCの主流が変わった。これは圧倒的な価格性能比のためである。しかし、クラスタは共用が進まない。なぜなら、クラスタも決して資源を豊富に持つわけではなく、全資源を活用して計算するため、少なくとも一定時間は占有して利用することになるからだ。使いたいときに使えないのでは共用はできない。
グリッドは遊休資源の活用を基本理念とする。グリッドは共用に適している。しかし、クラスタより並列度が高く相互依存が少ない問題にしか向かない。しかし、自分の資産を他人に貸す心の広い人は決して多くない。そのため、対等の立場のもの同士の連携が必要になる。
そこで、ある程度の規模のクラスタを作成し、それをグリッドで結合して、全体として巨大なシステムを形成する。それがクラウドと考えている。これが両方の長所を活かすことになればよいが、両方の欠点を持つようでは困る。

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