2007年11月30日金曜日

キオスク端末で仮想データセンター

ソフィア総合研究所がキオスク端末で仮想データセンターを構築するそうだ。
こういう発想は嫌いじゃない。
しかし、問題も山積みで大変だろうなと思う。
3つの特徴があるらしい。
(1) 従量制課金
これはAmazon EC2と同じで当然だろう。余剰資源を活用するので価格設定を低くできるはずだ。そうなら定常的に利用できるだろう。そうでなければ待機的な利用になるだろう。
(2) ディザスタリカバリ
基本的にはよいのだが、資源の割り当て方によっては全くディザスタリカバリにならないことがある。システムとしてディザスタリカバリに対応した割り当てをしてくれるのか、ユーザが指定するのかでだいぶ違う。この点に関しては少し疑問だ。
(3) グリーンIT
基本的にはその通りだ。余分な設備を新設する必要がなくなるのはよいことだ。ここまでは全く正しい。しかし、余剰資源を使えば、その分の消費電力が上がることは間違いない。だから単純にCO2が削減できるわけではない。
とはいえ、基本的な方向は正しいと思うので、がんばって欲しい。

0 件のコメント: