2007年11月20日火曜日

外国人の指紋採取

空港で外国人の指紋採取が行われているらしい。
人権団体が主張するようなプライバシーの問題はないと思う。なぜなら米国ではすでに実施されているからだ。もちろん日本と米国では法律が違うので直接比較はできないが、違法でないから実施しているのであり、その意味で問題はない。
むしろ、国益に反する可能性があることを懸念する。
これにより外国人の入国に時間がかかり、ハブ空港としての役割を他国に取られる原因となる。そうでなくても成田は不利だが、それに拍車をかけてどうするのだろう。
セキュリティは結構だが、日本でテロが起きたことがどのくらいあったというのか?知らないだけですべて未然にふさがれたとでも言うのだろうか?ありもしないリスクに過剰な投資をすることを無駄というのだ。
家計で保険の掛け金は真っ先にリストラされる。同じことだ。
ただし、テロはともかく単なる外国人犯罪となれば話は別で、確かに効果はあるだろう。
しかし、犯罪を犯すのは日本人も同様であり、むしろ総計は日本人の方が多いはずだ。それをいうなら日本人にも指紋採取を義務付けるべきだろう。
なお、指紋採取に余分な時間がかかる分、待ち行列は伸びるのだから、窓口を増やすサービスとペアで導入しなければならない。そのような配慮があるのだろうか?
いっそのこと得意のハイテク自動化技術で入出国管理のATMを作ればよい。そして手続き完了した人だけゲートを通れるようにすればよい。

1 件のコメント:

minoru さんのコメント...

自己フォローしておく。
開始直後のトラブルはよくあることなので(本当は良くないが)しかたがない。
それより実際に国外退去者を発見した功績は大きい。
運用を工夫して、利便性を高くすることで、外国人から理解を得られるように工夫して欲しい。