2007年7月3日火曜日

郵便局ならではのビジネスモデル

もしかしたら郵便局は最強のネットバンクになれるかもしれない。
郵便局は支局の多さが利点でもあり、欠点でもある。
利点としては、支局が多い=近くて便利なことである。
欠点としては、人員が多い=生産性が低いことである。
今後、支局はある程度統廃合した後、コンビニなどへ転換し、複合的な形態に変化していくだろう。
肝心の貯金業務は支局が減ると他の銀行との差別化ができなくなる。
むしろ、ネットバンキングの機能は大幅に遅れているので、逆に差別化されてしまう。
既に競合するコンビニが多数出店しているなどの理由でコンビニに転換できない地域で立ち遅れる可能性がある。
また、過疎地域ではコンビニ自体が成り立たない可能性もある。
そのような場合、郵便と組み合わせたメールバンクがよいだろう。
郵便には現金書留というサービスがある。
これを使えば、利用者がネットで注文するだけで、自宅へ現金を届けてくれるサービスが可能となる。
ATMすら行く必要がない。
これからの高齢化社会では必要とされるサービスだろう。
当然、手数料は高くてもよい。
まとまった額を引き出せば、手数料を割り引いても利便性が上回る。
手数料が高くてよいということは、利益率が高いということだ。
このようなサービスは他の銀行では真似できない。
ついでに、ポストに入れると入金できればなお便利だ。
おまけに、集金に来てくれればポストに行く手間も省ける。
入金でも場合によっては手数料を取ってよい。

0 件のコメント: