2007年7月22日日曜日

ソーター専用機が欲しい

コピー機で複数部冊をコピーするとき使うのがソーターである。
しかし、ソーターには限界がある。
多くのソーターはコピー機に付属し、多くても20部ぐらいしか仕分けできない。
正確には、19部とその他というべきかもしれないが。
プリンターで印刷するときにも、このソーターが欲しくなることがある。
プリンターのとき特に顕著となるのが部数単位での印刷とページ単位での印刷のスピードの違いだ。以前、20ページの文書を70部両面印刷したら、朝から晩まで丸一日かかった。同じページを70枚印刷するページ単位印刷なら、こんなに時間はかからない。
そこで、ソーター機能のないプリンターを活用するために、ソーター専用機ができないか考えた。
ソーター専用機は、要するに紙を並べ替える機械だ。最終的にはホチキスでとじるところまでしてほしいが、基本的な操作は並べ替えが主である。
この機械は、2つの入力(紙束)A, Bと1つの出力(紙束)Xを持つ。
まず、Aのn枚毎にBを1枚挿入する機能が必要だ。これでページ単位印刷を部数単位印刷に変換できる。20ページの文書なら、p1とp2をp12に並べ替え、p12とp3をp123に並べ替える。以下、同様の並べ替えを全部で19回繰り返す。出力はその時点で並べ替えられた冊子であり、徐々に重くなる。ページ数が多くなるとさらに重くなる。
そこで、Aのa枚毎にBからb枚挿入する機能が必要だ。これは2つの冊子を結合するのに役立つ。10ページの2つの冊子を結合し、20ページの冊子にすることができる。この機能があれば、10ページの文書を10回並べ替えることを2回行い、その後1回結合すればよい。並べ替えは21回に増えているが、途中で出力から入力へ移動する重要が大幅に減る。
出力を入力にそのまま移動できるようにすれば大幅な省力化となる。
入力が2つあることが問題となる場合もある。一般に入力側はセンサーなどが必要となり高価となる。そこで、入力が1つの場合を考える。その代わり出力を2つX, Yにする。つまり、仕分けを基本とした並べ替えを行う。
この場合、Aにはページ単位印刷の冊子をそのまま積み上げる。Aからn枚毎にXへ1枚送り、残りをYに送る。その処理の結果、1部の冊子ができる。YをそのままAに送ることができれば連続運転が可能となる。
また、Aの最初のx枚を無視できるようにすれば、Xへ送ることなくYへ重ねてもよい。
2入力1出力方式と1入力2出力方式では、前者の方がエネルギー効率はよい。後者は無駄な紙送りが発生する。
ソーター専用機が実用的なものになるかどうかは、そのソート性能に依存する。部数単位印刷より遅いようではあまり需要がない。しかし、世の中には部数単位印刷ができない機械もあるので、需要がまったくないわけではない。
最後に、ソーター専用機をプリンターに組み込む場合について考える。この複号機はソートと印刷を同時に行う。純粋なソート機能が必要な場合は白紙印刷すればよい。

0 件のコメント: