2007年7月31日火曜日

携帯基本料0円のサービスが欲しい

通話料の割引合戦がさかんになっている。
割り引けるということは最初から取り過ぎているということだ。
携帯を使うときには波がある。使いすぎると料金が高くなり損した気になる。すると不満が高まり、満足度は下がる。満足度を回復するため、利益を還元する。その手段が通話料の割引だ。
しかし、割引で喜ぶのは間違いだ。もともと高すぎるのが問題なのだ。
携帯の料金は基本料と通話料にわかれる。
通話料は使った分に課金される従量制だから、ある意味公平だ。しかし、たくさん使いたい人は通話料が高くなり過ぎる。しかし、これはもともと本人の責任なのだ。
一方、基本料はすべての利用者に課せられる。さらに、基本料の額に応じて通話料が割り引かれる。いうなれば基本料はデリバティブであり、保険でもある。
保険のかけすぎは賢いことではない。
実際の保険と異なり、基本料の保険は使い方さえ間違えなければそんなに高くする必要がない。しかし、現実には驚くほど高い基本料が設定されている。
利用者は基本料の安いプランを欲している(と思う)。ホワイトプランが受けるわけは、通話料が0円になるからだけではない。基本料が安いからだ。
よく8:2の法則と呼ばれるものがある。2割のヘビーユーザが全体の利用の8割を占めるという。
もし、そうなら通話料を0円にするサービスだけでは2割の要望にしか応えていないことになる。残り8割は携帯を所持いていてもほとんど使わない人たちだ。このような人たちには基本料0円でそこそこ安い通話料の方がうれしい。そこそこの安さとは固定電話と同じ料金だ。
これだけインフラが整備されれば十分可能なサービスだろう。

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