2007年12月24日月曜日

Gooはどこへいく

GooはNTTレゾナントが経営するポータルサイトだ。
光ファイバのISPで言えばFlet's、携帯のキャリアで言えばドコモという膨大な客層を持つにもかかわらず、全く振るわない。
基本的なサービスは他に大きく引き離されており、ユニークなサービスといえば「教えてGoo」くらいだ。それも「はてな人力」とどう違うのかといわれれば大差ないとしかいいようがない。
しかし、「gooラボ」には面白そうなサービスがたくさんある。これらがいち早く本格投入されればかなり差別化できるだろう。しかし、差別化はできるだろうが、キラーサービスになるかといえば疑問だ。あれば便利だが、なくても困らないものばかりだからだ。
もともと資本も開発力もある会社なのだが、大企業病なのか行動が遅い。これらのサービスを点から線に、そして面に展開して、新しい次元のサービスを創出するべきだ。そのためには、各サービスの連携を図り、それが困難が原因を追究することだ。また、それらのビジネスモデルも考える必要がある。
NTTの強みはやはり日本最大のキャリアだということだ。それゆえキャリアを無料で解放することに躊躇してしまう。しかし、今後はあらゆる面で定額制が浸透するので、いつかは高次のサービスへ軸足を移す必要がある。
NTTはキャリアとしてほぼ日本のインターネットを支配しているといってもよいのだからもっと強気の戦略を立ててもよいように思う。しかし、その中でポータルで稼ぐというモデルだけは考えにくい。ゆえにgooはお荷物だ。
livedoorはメールをGmailにした。gooもそうすべきだ。そして空いた資源を別のサービスに向けるべきだ。別のサービスとは他者の後追いではない。個人的にはVoIPや電子会議の類だと考えている。
日本は世界一低額かつブロードバンドが普及している国である。ゆえに他国が真似できない高品質サービスを提供できる。例えば、YouTubeとBlogのマッシュアップ、Skypeとの相互接続、テキストではなくビデオや音声を直接処理するソーシャルサービスなどが考えられる。

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