2007年12月2日日曜日

日本PCメーカーの再編

日本メーカーの再編が進んでいる。
ソニーが半導体事業を東芝に売却した。おそらく日本の半導体は東芝に集約されるのだろう。
また、パソコンも東芝が飛びぬけている。ただし、海外での話しだ。国内では他のメーカーも検討しているが、日本という狭い市場で競争しても高が知れている。しかし、システムインテグレーターとしての東芝はいまひとつだ。というのも、東芝はノートPCのみで、デスクトップやシンクライアントなどを扱っていない。扱っているのかもしれないがシェアはほとんどないだろう。原子力からパソコンまで幅広く供給しているにもかかわらず横方向の連携がなく、相乗採用いわゆるシナジー効果が得られていない。
システムインテグレータとしてはNTTデータ、富士通、NEC、日立、IBMなど優れた企業がある。これらの企業が自社製PCに固執せず、他社製PCでソリューションを提供できればよい。しかし、このうち富士通、NECは自社製PCを販売しなければならない都合上、ソリューションのコストを下げられないだろう。これは真綿で首を絞めるように効いてくる。
この2社も内部的には中国で製造しているだろうから、コストが際立って高いわけではないだろう。しかし、専業他社には及ばない。よって、2社をソリューション部門と製造部門に分けて合併してしまうのがよいように思える。
もっとも素人の判断なので実際にどうなるかはプロの当事者が決めることだ。

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