2008年2月12日火曜日

化合物DB

科学、特に化学は無限の組み合わせを探求する学問だ。
少しでも探索を楽にするにはDBの活用が不可欠だ。
化合物のDBは古くからある。
しかし、それが問題ではないだろうか?
つまり古いやり方がいまだ続いている。
古くてもよいものは多い。なにより実績によって裏付けられている。
しかし、新しいやり方を試す必要もある。
ここで、新しいやり方とは金銭的な代価ではなく名誉などを代価とする方法だ。つまり、OSS運動あるいはWeb 2.0と同じものだ。
巨大DBの例としてWikipediaがある。Wikipediaは多数のボランティアで運営されている。
科学者は論文で収入を得ているわけではない。それゆえ、代価として金銭を常に求めるわけではない。
したがって、多数の知識を無料で集約するやり方には向いているはずだ。
一般には、科学には最先端のイメージがあるだろう。
しかし、実際にはその方法論は古典であり、やり方も古臭い。
科学には、その方法論自体にBPMが必要だ。
それを最も強く示したのがヒトゲノムだ。ヒトゲノムは科学的方法論の革新だった。

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