2008年2月27日水曜日

Semantic CAPTCHA

CAPTCHAが次々破られている。CAPTCHA不要論まで登場している。
本当にCAPTCHAは不要なのだろうか?
CAPTCHAは画像を人間しか理解出来ないことを前提にしている。CAPTCHA破りの技術が進歩するとOCR技術も同時に進歩するかもしれない。その意味では全く無駄ではないだろう。
既存のCAPTCHAは英数字の画像をわざと読みにくく表示し、それを人間が答えるように仕向けている。今、画像をいかに読みにくくするかを競っており、機械どころか人間でも読めなくなってきている。この方向での開発は不毛だ。
画像はもっと単純でもよい。質問を高度化すればよい。一番近いイメージはTOEICの試験だ。TOEIC試験では、ある画像を見て、それについて正しい説明を選択から選ぶという問題がある。TOIECのように英語の難易度を図るためではなく、もっと簡単な質問をすればよい。
それが、ここで提案するSemantic CAPTCHAだ。つまり、CAPTCHAの画像処理を高度化するのではなく、CAPTCHAの意味を高度化する。さすがに意味まで理解できるロボットは地球上のどこを探してもいないだろう。

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