2007年10月5日金曜日

ソーシャルファイナンスに注目

欧州ではソーシャルファイナンスが盛り上がっているようだ。
実際の定義とは異なるが、あえて例えるならソーシャルファイナンスはP2P融資サービス(個人間で融資するしくみ)ということになる。
中間搾取を少なくして、借り手と貸し手がともに利益を得る仕組みだ。もちろん、信用調査や債権回収はサービス会社が代行する。
日本は金持ちの高齢者が増え、年金を資金運用したい人も増える。
そのような時代にソーシャルファイナンスは一つの選択肢となるだろう。
問題は法律の壁、そして既得権者の壁である。特に、銀行・大蔵省連合は強い。
そこで、収益率の低下している地方の銀行が積極的にソーシャルファイナンスのシステムを構築し、全国区に名乗りをあげるチャンスとするべきだと考える。既得権者も身内には弱い。
気をつけなければいけない点は、ソーシャルファイナンスを名乗って、詐欺を働くものが必ず出るであろうことだ。普及前に詐欺が起きれば、信用が低下し、普及はかなり遅れるだろう。それだけに、ベンチャーが単独でソーシャルファイナンスに取り組みより、最初から信頼できる金融機関が取り組んだほうがよい。

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