2007年9月15日土曜日

遅すぎたフラット化

フラット化により中国、インドなど新興国は数年内に先進国と肩を並べるだろう。
追い越すかどうかは先進国の努力次第だ。どこかに相手をあなどった態度があれば簡単に追い抜かれるだろう。
そうしたときかつて日本も歩んだように人件費が高騰し、やがて競争力は技術力だけになる。そのときは以外に早いのではないかと思う。
日本はそのときまで先端技術を維持できれば挽回のチャンスはある。ただし、それまでには現在の日本の技術はすべて他国も持っているだろう。したがって、今後も技術開発を継続できるかどうかが問題だ。
そして肝心な点だがBRICsの次くらいが伸びてきたところで終わりになるのではないかと思う。
なぜなら、もう生産に必要な資源がなくなってしまうからだ。
実をいえば、中国の出方次第ではBRICsの次さえないかもしれない。
そして中国さえ行き詰まるかもしれない。
これらの国々にとっては、世界は先進国によって掠め取られた残滓でしかない。いまさらフラット化されても遅いのかもしれない。
環境問題を軽んじるとおそらくそうなる。

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