2007年9月27日木曜日

公立学校がLinuxを使わざるを得ない理由

「公立学校がLinuxを使うべき理由」を述べたブログには多くの反対意見があった。つまり、公立学校はLinuxを使うべきではないという意見が大半だ。
私も、これに賛成だ。公立学校は、平均的なリテラシを育成するための学校であるから、最もメジャーなOSを教えるべきだ。今の時代では、Windowsだろう。
しかし、一方でWindowsを教えることが困難な事情もある。これが「公立学校がLinuxを使わざるを得ない理由」である。
簡単に言えば、最新のWindowsを実行するための高価なPCを購入する予算がないのだ。
一部の公立高校では10年以上前のPCが現役で使われ、しかも買い替えもできず、これからも使い続けるという。
このような学校ではKNOPPIXのLive CDを使うことも検討されている。Windows 95よりはKNOPPIXの方がましというわけだ。これはもっともだと思う。
一番よい解決策は、学校にきちんと予算をつけることだ。しかし、老人福祉予算が増加する一方で教育への予算を確保することが難しくなってきている。このままではジリ貧だ。それが一番の問題だ。
なお、工学系の学校が第2のOSとしてLinuxを使うのは大いに結構だ。

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