2007年9月15日土曜日

SCMの問題点

ウォルマートはサプライチェーンマネジメント(SCM)で有名だ。
アメリカの田舎の都市に本社を構える同社が見いだした活路は、アメリカ全土を席巻するほど強力なツールだった。
しかし、ウォルマートのてこ入れを受けているはずの日本のスーパーが思ったほど伸びていない。
日本独自の習慣が打破できないのか、ウォルマートのSCMに欠陥あるいは盲点があったのか定かでないが、事実は否定できない。
優秀なSCMには落とし穴がある。
SCMに限らないがワークフローが自明だと過剰適応してしまう。
その結果、システムが負の遺産となり、ビジネスの足をひっぱる。
たとえば、RFIDで流通管理するように一本化してしまうと、RFIDに対応していない優良商品を扱えなくなる。あるいは扱えても手間がかかるので同じようには扱えない。
これは別にウォルマートのことではない。あくまで一般論だ。
ある程度の資本があり、問題点が明確であれば、修正は容易だ。

0 件のコメント: