2007年9月10日月曜日

JALとANAは戦略的な提携をすべき

国際線では共同運航便が増えている。
それぞれの地域に行くのは、それぞれの地域会社に依頼したほうがよいからだが、逆に日本に来るには日本の会社を使ったほうがよいはずだ。
しかし、行きだけとか帰りだけとかは考えられない。
そこで、便によって互いに融通する。
完全に自社で運営するよりリスクもコストも小さいのが共同運航便だ。
国内では、JALとANAが競っている。
しかし、日本のような小さな国に2つの航空会社があるというのはある意味で異常だ。
消費者にとっては都合がよいが、他国の航空会社との競争に耐えられないだろう。
国内線の利益を競争に振り向けなければ難しい。
しかし、国内で競争している間は十分な利益を得ることが困難だ。
現状を見るとANAが調子よくJALの勢いがない。
それではANAが勝つかというと、最終的な勝敗が決まるのは当分先だ。
それより将来の統合を見据えて、互いに得をする戦略的な提携をすべきだと思う。
具体的には、国内線を共同運航する。
不思議なのはANAもJALも同じような発着、到着時刻で並行して便を飛ばしている。
当然、滑走路は1つしかないので、厳密には同時ではないが、時間差がほとんどない。
これは無駄だろう。
もう少し乗客の利便性のために、ある程度ばらつきがあるほうがよい。

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