2007年9月10日月曜日

資源の備蓄

世界中で資源価格が上昇している。
石油だけでなく鉄やレアメタルなども供給が不足している。
中国の爆食のためだ。
もっとも、中国にいわせればそれ以前に先進国が消費したからだというだろう。
工業では資源が不足すれば生産ができない。
よって資源を確保する手段が必要になる。
まず、先物市場でリスクヘッジする。
次に備蓄を推進する。
ここで、石油のように使えばなくなる資源と、鉄のように使っても物質自体はなくならない資源がある。
余談ではあるが、携帯電話には金鉱山の30倍の密度の金が使われているそうだ。
鉄や金はエネルギーさえあれば再生できる。
そのような資源の備蓄はバッファの役割を果たせればよい。
もともと日本は製品を輸出することで成長してきた。
製品を輸出するということは資源を輸出することに等しい。
結局、いくら備蓄してもほとんど輸出してしまうのだから、あまり意味がない。
ただ、安定供給のためのバッファの意味は決して小さくない。
資源は経済力のあるところに自然と集まる。
問題は、再生できない資源である。

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