2008年3月3日月曜日

アマゾネスの宝石

アマゾネスはAmazonの例えだ。
つまり、Amazonでジュエリーの通販をしたらどうかという提案だ。
ジュエリーは大きな利幅が見込める商品だろう。通販なら、ぜひ手がけたい商品種類の一つだと思う。
ただし、ジュエリーにはいくつかの問題がある。
1つはアフターケアだ。高価な商品を売り切りで提供することに不安がある。しかし、アフターケアは家電製品でも必要だ。よって、Amazonはジュエリーでもアフターケアを提供できるだろう。
もう1つはインターフェースだ。Amazonは最近アパレル商品を扱うようになった。本来なら(ほかの通販では)まっさきに扱う商品種類だ。それが最後になったのはバリエーションに対処できなかったためだと思う。アパレル商品にはオプションとして色やサイズを入力する必要がある。色やサイズごとに商品目録を作るのは現実的でない。システム的には可能だが、ユーザに親切でない。そこで、オプション入力ができるようにシステムを拡張したのだと思う。その拡張のために扱いが最後になったのだろう。ジュエリーにもサイズのオプションが必要だ。
しかし、ジュエリーのオプションはそれだけではない。例えば、刻印サービスなどが考えられる。婚約指輪ならイニシャルを入れたいところだ。しかし、イニシャルだけならともかく、一般的なメッセージを刻印するサービスを考えると、インターフェースが問題になる。不可能ではないが、インターフェースを開発するまで、サービスを開始することができない。
もしAmazonがジュエリーまで販売するようになれば、既存業者にとっては脅威だろう。しかし、宝石まで選んで、自分だけのジュエリーが作れるようなカスタムサービスはAmazonでは難しい。少なくとも当分は難しいだろう。しかし、Dellクラスのモジュール化が完成すれば安穏とはしていられない。

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