2008年3月5日水曜日

Cloud on PC

EISにクラウドが浸透する未来図が描かれているが、もしかしたらPCにもクラウドが浸透するかもしれない。
今のPCはアクセス権を細かく制御する必要がある。そのためユーザ権限の切り替えを頻繁に行う。これは誰にとってもわずらわしいことだ。
昔のPCであれば管理者権限で好きなことができた。もう一度その自由を取り戻し、かつ安全に使用するにはどうすればよいか?
1つの方法がPC上でクラウドを実現することかもしれない。PCクラウドはPC上の複数の仮想マシンで構成される。そして、それは見かけ上PCというよりネットワークそのものになる。
それぞれの仮想マシンがネットワークのサイトの役割を果たす。例えば、DNS、Web、ファイルサーバなど独立したマシンで実行される。
その結果、ユーザごとに安全な隔離環境もしくは専用マシンが提供され、どんな危険な使い方をしてもその影響からシステムのほかの部分を守る。もっとも危険の度合いによっては完全に分離できないこともある。
言い換えれば、現在のPCのサービスをそれぞれ独立したマシン上に分散したものがここでいうPCクラウドだ。
この方法の利点はすでに述べたセキュリティと信頼性である。欠点はオーバーヘッドだ。CPUやHDDの資源をかなり無駄に費やす。

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