2007年8月6日月曜日

始まる前に終わったSecondLifeブーム

ブログにSecondLifeに否定的な意見が増えてきた。
少し前までSecondLifeは魅力的な仮想世界になると期待されていた。
しかし、残念ながらまたしても3D仮想世界は失敗に終わったようだ。SecondLifeのユーザのほとんどは1回しかログインしていない。つまり、1度試して実態がわかればもう2度とアクセスしなかったということだ。
SecondLife以前にも様々な3D仮想世界が存在した。
しかし、いずれも失敗した。
唯一の例外がオンラインゲームだといってよい。
SecondLifeは2つの点で従来の3D仮想世界と異なり、それがゆえに今度こそ成功するのではないかと期待されていた。
SecondLifeが従来の3D仮想世界と異なる点とは、(1)ユーザが自由にオブジェクトを定義でき、その著作権を管理できること、(2)現実の通貨と交換可能な仮想通貨の経済を持つこと、である。
しかし、これらの点はいずれもユーザに何度も仮想世界を訪問させたいという動機を与えるものとしては不十分である。
まず、(1)には相当のスキルが必要だ。
次に、(2)で収入を得るには(1)を用いてオブジェクトを販売しなければならない。
つまり、初心者が気軽に参入できる場所ではないということだ。
筆者は、以前SecondLifeにパチンコ業界が参入すべきだという意見を述べた。これが早期に実現されれば、まだ挽回のチャンスはあるかもしれない。パチンコは(1)のスキルを持たない初心者にも利益を得るチャンスをもたらすからだ。

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