2007年8月2日木曜日

炭で炭素を備蓄する

温暖化ではCO2を吸収することも重要だ。
成長の止まった森はCO2を吸収しない。
古木は木材にし、CO2を吸収する若木を育てることが重要だ。
しかし、木材が燃やされれば、再びCO2へ戻る。
そこで木材を長期間使い続けるために、家具を作るアイデアを以前提唱した。
しかし、家具には需要があり、すべて木材が適するわけではない。
そこで、今回はCを封じ込めることでCO2の削減をねらう。Cすなわち炭である。
炭は古来より燃料として使われてきた。炭を使えば結局CO2は増える。しかし、備蓄期間が長ければ温暖化対策には十分だ。
炭は災害時に有用な燃料となる。災害時のライフサイクル修復までに燃料を確保することは重要だ。災害用の備蓄ならおいそれと手をつけるわけにはいかない。長期間の保存が期待できる。
工業的にも容易に生産できる。空気中からCO2を吸収する研究も進んでいるが、それは自然の森林に任せる方が効率がよい。なにせ、ただで働いてくれるのだ。
保有期間はものの価値に比例すると思う。炭よりさらに価値あるものに変換すれば半永久的に保管できる。それはダイヤモンドだ。
炭は飲料水の浄化に役立ち、墨汁としてインクにもなる。ただし、燃えるので保管に注意が必要だ。備蓄の炭が災害を大きくするようでは意味がない。

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